ナゴヤに縁のある様々なジャンルの書籍を著者へのインタビューを通じてご紹介する「ナゴヤビトブックス」。第21回は、あの名古屋の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」の立役者、堂原有美さん著書の『脱しあわせ迷子 世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント』(いろは出版)をご紹介します。
堂原有美さんご経歴
株式会社WTOC(ウトック)代表取締役
「教室から世界一周!」プロジェクト代表
愛知県祖父江町出身長年勤めた広告代理店を辞め、世界一周27の幸福国を巡る旅へ。幸せと教育の相関関係をリサーチした結果、日本の教育には“個の尊重や多様性”がもっと必要だと感じ「教室から世界一周!」プロジェクトを立ち上げ。世界42ヵ国130団体以上と連携し、国際交流の場を提供。第2のグレタさんを日本から!が目標。
前職では、愛知の「武将観光」PRに参画。全国に50以上ある武将隊の元祖、名古屋の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」の企画立ち上げに没頭。「イケメン武将隊」として話題となり、経済効果は1年で26億円に到達。
――堂原さんは、あの名古屋おもてなし武将隊の立役者としてご活躍されたと伺っています。長年されていたお勤めをやめ、世界一周に旅立たれ、そこから本の執筆を手がけられるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
誰かを笑顔にするために「幸せ」ってなんだろうから始まり、「世界一幸せといわれる国は、どうして幸せなんだろう?」「世界一幸せといわれる国に行けば、何か答えが見つかるのでは」と、そこから世界一周の前哨戦にもなるフィンランドに旅立たれたんですよね。
実際に世界の幸福国をめぐる旅に出られて、そこから出版に至るまでのきっかけをぜひ教えていただきたいです!
世界一周をし、多くの人に質問をしまくった私だからこそわかることなのではと思いました。
世界の幸福国23ヶ国を巡る、幸せのヒントを集める『旅×幸福エッセイ』
――著書『脱しあわせ迷子 世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント』はどのような内容でしょうか?
新しいです!!!
国連のランキングは、自分自身の「生活満足度」を調査したもので、国の経済力や政治なども反映された「心地よく、生きやすい国」が上位にくるものなんですよね。日本は2022年、156ヵ国中54位でしたね。
Gallup&WINの世界幸福度ランキングは、国民の主観を調査した「純粋幸福度」を表したものなんですよね。これは国の経済や制度は関係がないので、発展途上国も上位にランクインしていますね。
何をもって幸せとするか、深いですね……。
お金と幸せは関係ないことに気づいたり。
幸せのときは?の質問に、必ず家族や仲間の存在を言及する国があったり。
好きなことをするのが当たり前という、超理想社会があったり。
リアルな声、とても勉強になりました。
あたかも、著者と一緒に世界一周をしている感覚になれることや、カラーで写真やイラストが多く、軽やかに読み進められるのが魅力です。
「こんな風に話をしていたのかな」とか、現地の空気や温かさが伝わってくるような内容で、読み終わった後には世界一周の疑似体験ができたような満足感がありました。
――『脱しあわせ迷子 世界の幸福国を旅して集めた幸せのヒント』の裏話をお聞かせください
これなら、自分が言いたいことを独り言として表現でき、また、私自身の持ち味である奔放な生き方や、息遣いなども伝わります。最終的には、とても読みやすく、きれいにまとまり、伝えたいことも伝えられています。
一緒に悩み、まとめてくださった編集者さんには本当に感謝しています。
幸せと感じることのできるひとを増やすために
「教室から世界一周!」プロジェクトを開始
―― これから書いていきたい本はどのようなものでしょうか?
これは、世界と日本の教室をオンラインでつなぎ、同世代同士が意見交換できる場をつくるもの。事業をはじめて2年ほどが経ちましたが、42ヶ国130団体以上と連携し、180以上の国際交流を実施しました。
オンラインで世界の人と繋がることができる、そこからの交流で生まれるものは、貴重な経験そして大きな学びとなりそうですね。
今もその実験をし続けている最中ですので、この経過や結果報告ができる本ができればいいなと思っています。
――堂原さん、ありがとうございました!
好きなことを徹底的に追及する、それをご自身で実験し、動かなければ始まらないと活動されている堂原さん。そのお姿を見て、パワーをもらう方もたくさんいらっしゃるのではと思います。私自身も、堂原さんのお話をお伺いし、とっても前向きなパワーを頂きました!これから先の堂原さんの実験の旅路、ますます目が離せません。続編も楽しみにしております。
堂原さんの公式情報はこちら
会社:WTOC 教室から世界一周! (wtoc-edu.com)個人:堂原有美/世界一周幸福国を巡る旅 – 「誰もが好きなことで生きていける世の中」の後押しをしたい (doharayumi.com)
Facebook:堂原 有美 | Facebook
Instagram:https://www.instagram.com/yumi.dohara/
Twitter:堂原有美 / 『脱しあわせ迷子』著者(@dohara_yumi)さん / Twitter
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