㈲ウィッテム 起業家・企画参謀 小島章裕さん

ウィズ コロナ時代を生き抜くための応援本を出版

【プロフィール】
有限会社ウィッテム 起業家・企画参謀(代表取締役)
種苗会社通販部門の苦情処理担当を経て広告会社の新規開拓部署へ。
企画に値段がつかないことに疑問を持ち、2001年企画専業の会社を設立。
以来、30業種以上の企業の新規事業、新商品開発、販売促進の企画立案に携わる。また大手人材育成企業、外資系食品メーカーなどでの研修・セミナーも500回を超え、満足度の高さには定評がある。
著書に『儲けのヒントはこの本から盗みなさい!』があるほか、経済誌、経済新聞にも連載。

去る9月26日、ごま書房から『大丈夫、策はある コロナ渦時代の新ビジネス・アイディア55』を上梓した㈲ウィッテム代表の小島章裕さん。企画専門会社を立ち上げて20年、現在中区長者町に事務所を構え、事業の傍ら作家・志賀内泰弘氏主宰の『プチ紳士・プチ淑女を探せ!』運動の事務局も運営しています。小島さんに新刊についてとこれまでの経緯を伺いました。

ビジネス向け脳トレ本から急遽コロナ対策本執筆へ

ー今回の本が生まれた経緯を教えて下さい。

 「私にとって二冊目の本です。一冊目の『儲けのヒントはこの本から盗みなさい!ーお客の心をつかむアイデアが続々湧いてくる本 』は16年ほど前。当時メールマガジン全盛期の波に乗って一気に読者数が増えた時、出版社から声がかかりました。メルマガで掲載していたアイディアをまとめた本でした。

 今回の『大丈夫、策はある』は昨年末に『儲ける脳トレ』を主題にしたビジネス本を書いてほしいと言われ、すぐにアイディアを100本書きました。そこから内容を厳選している途中にコロナの脅威が大きくなり、今後ビジネスのやり方が全く変わってしまう可能性が出てきた。そこで一旦全部破棄して、また新しく書き直したんです。

 タイトル案もいろいろ考えていたんです。今世の中に出ている本は、不安を煽るものが多いような気がして、タイトルを見ただけで勇気が湧くようにしたかった。最初は“策はある”だけだったんですが、さらに“大丈夫”を入れて、今回のタイトルになりました」

一冊目の『儲けのヒントはこの本から盗みなさい!』 は韓国版、台湾版も出版された

「企画だけで食べる!」反骨精神からの起業

ーもともと企画・アイディア専門の会社の経営されてますね。

 「起業して20年になります。その前は広告会社にいました。そこで毎日企画書を書いてはクライアントにプレゼンに行くという新規開拓部にいたんです。入社当初は広告の知識がまったくなかったので、朝7時に出社して始業の9時半まで広告の勉強、その後終電まで働く。とにかく人より何倍も勉強して、仕事する。そんな毎日でした。

 仕事を取ると、見積書を作る。当然『企画料』という項目を書くんですが、企画料は値引きどころか、「ウチは払わない」という会社が多かった。目に見えないものには価値が置かれないということを痛感しました。水も安全もお金で買う時代に、企画に値段がつかないのはおかしいと思い、それなら企画だけで食べていける会社を作ってやる!と、29才の時に独立したんです。若気の至りですね(笑)。

 起業当初は広告の仕事もしていましたが、その後販促ツールとしてメールマガジンを始め、そこからいろんなオファーを頂くようになりました。経営者の方から新規事業部の立ち上げや、新サービス・商品の提案依頼が来て、頭から関われる仕事も増えてきたんです。当時ほどの勢いはありませんが、今でもメルマガは続けています。

 事業がやっと離陸したかな?と思ったのはリーマンショックの時。不況になると新規事業を立ち上げようと、新しい企画を求める会社が増えるんです。その中で話をいただけるようになっていったんです」

あくまで起業家・プレーヤーとして生きていきたい

ーメルマガもホームページも、版権フリーでアイディアを提供。なぜですか?

「“企画力”は表現が難しい。誰でも分かるものを企画・開発したわけはないので、自分の強みをどうアプローチしようかと考えた時に、逆に企画をどんどん垂れ流していくのはどうだろうと(笑)。毎日2−3時間、脳に汗をかきながらメルマガに企画を書いていったんです。

 『自由に使ってください』という方がインパクトありますよね?それを自分のブランド力にしたんです。『変わり者』って言われるとちょっと嬉しい、ニヤッとするタイプなので(笑)。実際そこからいろんな仕事に結びついてきました。

企画はどんどん出ますが、景気が落ち着いていると、なかなか求められないですね。ただ理解してくれている経営者さんは何でも相談してくれますし、出したアイディアで事業がうまく行けば嬉しい。

あくまで私はプレイヤーにこだわりたくて、自分で身銭を切って事業をやり、自分でいろいろなものを作って販促する。その結果をクライアントさんと共有し、さらに次につなげていく。それがとてもやりがいがあるんです」

ウィズコロナ時代を乗り切るための一助に

ー本書の内容を簡単に教えて下さい。

「例えば飲食店さんが密を避けるためにテーブルを半分に減らす。単純に売上が半減しますよね。この本では三密でも生き残れるというアイディアも書きました。大企業は早々にリモートに転換しましたが、製造業はそうはいかない。こんな時期だからこそ出版できた本です。 

1つのテーマで約4ページを取り、家族の会話で表現した導入部分とそこからの企画、そのアイディアを生かして脳トレをするという構成です。もともとのスタイルを少しだけ改良する提案や、兼業アイディア、時代に合わせた新規のアイディアなどを盛り込んでいます。

書店のポップを手作り。「こういう細かいことは大好きなんです」

 アイディアそのものを使っていただいてもいいですし、小ネタやマーケティングの要素も入れ、読みながらアイディアがひらめくような内容にしています。ぜひ多くの方に読んでいただきたいですね」

 本や仕事のお話を伺いながらも、良きパパ、良き夫としての側面が会話の端々に出てきて、思わずほのぼのしたインタビュー。本の中の家族のモデルは、どうやら小島ファミリーのようです。

 コロナ渦でも頑張る小規模事業者を応援したいーそんな気持ちが溢れる内容になっています。版権フリーなので使い方は自由自在。ぜひお手にとって参考にしてみてください。

 

⬛企画参謀・アイデア発想力トレーニングのwebサイト「iiidea.jp」
⬛「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動のサイト「いい話の広場」

mamiko

mamiko

名古屋在住のライターです。地元タウン誌からマスコミ広報誌、旅行誌、教育関係誌まで、幅広く携わってきました。「ナゴヤビト」では地元ナゴヤ(東海圏)出身、またはナゴヤでユニークな活動を行っている人々をメインに、グルメ、グッズ、スポットなどを紹介。ナゴヤの隠れた魅力を深堀します。

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