抹茶の美味しさを存分に味わってほしい
そんな思いから生まれた抹茶ちょこ
昭和区壇渓通の交差点からすぐ、創業昭和8年の和菓子店「山中」はあります。ビルの一角、のれんがかかった和風な外観に、入り口引き戸の横に掲げられた小さな看板。まさに知る人ぞ知る、といった佇まいです。
お店に入ると、商品がどこにもない!?と思いきや、レジ横に飾られた重厚な包み。これが山中が実に35年も前から提供している抹茶ちょこです。
当時、知り合いのお茶屋さんから、どうしたら抹茶を家庭で楽しんでもらえるかという相談を受けた店主。焼き菓子、練り菓子など和菓子の範囲で考え抜いたものの、風味の問題、食感の問題と今ひとつ納得のいく方法が見つからない。そこで思いついたのがチョコ。
ホワイトチョコレートをベースに抹茶をブレンドし、和菓子職人ならではの感性で手を加えて作り上げたのが、いちおしの抹茶ちょこだそう。試行錯誤を繰り返し、厳選した素材で作り上げるこのお品はただのチョコではなく、「抹茶の美味しさを存分に楽しむためのアイテム」。現四代目店主、遠山氏の誇りが感じられます。
抹茶ちょこは4種類です。「濃い茶」「濃い茶 改」「丹波黒豆」「和胡桃」。どれもこだわりがあってとても美味しそうですが、「濃い茶」は11時頃お店に着いたにも関わらず、すでに完売でした。
今回は「濃い茶 改」を頂きます。遠山氏の「今日は抹茶味がかなり強いよ」とのひと言で、毎日様々な要素を考慮に入れながら丁寧に手作りしている様子が、伝わってきます。
とても丁寧な和風の包装です。エクストラヴァージンオリーブオイルがついてきました。かけて食べるとさらに美味しいそうです。
唐草模様のパッケージを開けると、切り楊枝と食べ方の説明も入っています。裏にはお店の取り扱い商品やデータも記載されています。
濃い緑色のちょこが出てきました。切り分けて口の中に入れると、濃厚な抹茶の風味が広がります。遠山氏のお話では、和菓子の世界で言われる「前味・中味・後味・余韻」という4種の味わいを大切に作り上げているそうです。そのためか、ほんの少しでも満足感が高いと感じました。
オリーブオイルをかけてみました。まったく異なるマイルド感が出ます。ほかにも、岩塩やペッパーなども合うとのこと。少しづついろんな味わいが楽しめそうです。
「味」を徹底的に追求する「御菓子所 山中」の抹茶ちょこは、大切な人と頂きたいこの上ないアイテムになりそうです。
お店の前で遠山氏に笑顔をいただきました。抹茶ちょこの詳細から和菓子業界のお話、「味」に関するお話会の活動など、多くの貴重なお話を伺い、勉強になりました。
全国に誇るメイドインナゴヤ!
「御菓子所 山中」の抹茶ちょこ、ぜひ一度味わってみてください!
店舗情報はこちら!
【御菓子所 山中】
住 所 名古屋市昭和区壇渓通3-14
営業時間 10:00~18:00
電話番号 052-842-8896
定休日 毎週火曜・第3水曜日
駐車場 2台
商品金額:3,780円
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