「防災をもっとカジュアルに」
今までの防災啓発とは違ったアプローチで、活動をされているナゴヤ防災サミットさん。2022年3月11日には、バンダイナムコエンターテインメントさんが展開する「アイドルマスター」シリーズの男性アイドルプロデュースゲーム『アイドルマスター SideM』のアイドルユニットとコラボしたフリーマガジン「ナゴヤ防災サミット Plus1」を発行。そして2022年11月2日〜2022年11月3日には、大規模なリアルイベントも開催予定!
代表の進藤直樹さんに、お話をお伺いしました。
ーナゴヤ防災サミットさんは、『アイドルマスター SideM』とコラボしてフリーマガジンを発行されるなど、とても面白い活動をされています。どんな団体なのでしょうか?
フリーマガジンの発行やイベントの開催などを通じて、そなえに関する皆さまのさまざまな「+1」を引き起こすことで、危機につよい名古屋のまちを創るという想いを持った有志による、ボランティアベースの活動ですが、名古屋市防災危機管理局などと連携して、活動拠点である金山総合駅エリアの帰宅困難者対策のサポートなどを行っているのも大きな特徴です。
ここでいう「災害」は、地震や風水害などの自然災害だけでなく、犯罪や交通事故、傷病、感染症、そして戦争や社会情勢による物の不足など、さまざまな危機のことをいい、いわゆる「オールハザード」へのそなえを促進することを目指しています。
『アイドルマスター SideM』の元公務員アイドルユニット「FRAME」のメンバーがアンバサダーに!
ー今年の11月に「ナゴヤ防災サミット2022リアルイベント」が開催予定ですね。どのようなイベントでしょうか?
そして、バンダイナムコエンターテインメントさんが展開されている男性アイドルをプロデュースする『アイドルマスター SideM』の元公務員アイドルユニット「FRAME」の3人を「ナゴヤ防災サミット2022アンバサダー」にお迎えしています!
「キミ色防災。ワタシ色防災。」をスローガンに、皆さまのさらなるそなえの「+1」を引き起こすべく、さまざまな展示やアトラクションを用意しています。ナゴヤビトさんの落語会でも出演された元鉄道マンの落語家・登龍亭獅鉄さんも「ソナエルラクゴ」を披露くださいます。
2日(水)には、国際セキュリティ団体ASIS Internationalの日本支部やIBA(国際ボディガード協会)の協力のもと「リスク対策カンファレンス」も併催します。
元鉄道マンの落語家・登龍亭獅鉄さんも落語を披露されるのですね。「ソナエルラクゴ」、かなり気になります♪
「ナゴヤ防災サミット2022リアルイベント」の詳細ページはこちら
ー防災とビジュアル系の融合もされるとお伺いしましたが?
防災とV系というまず交わりそうもないものを混ぜたら一体どうなるのか。それくらいしないと、これまで防災が届かなかった・興味がなかった人たちを動かすことはできないのではないか…という想いもありますが、いろいろな分野で名古屋を盛り上げようとする人たちとご一緒したいという気持ちが大きかったですね。
どんな化学反応が起きるのか、私自身もとても楽しみです!
今までこんな組み合わせをされた方はいらっしゃらなかったんじゃないでしょうか。どんな化学反応が起きるのか、とてもワクワクいたします♪
名古屋で1番名古屋を推すV系バンド「麗麗-reirei-」さんのofiicial websiteはこちら
ー今回のリアルイベントは金山駅周辺での開催ですね。なぜ金山エリアでの開催にされたのでしょうか?
金山総合駅は、県内各方面への路線が集まり、1日で45万人以上が乗降するターミナル駅です。大地震や風水害などで列車が全部停まってしまうと、金山駅には人があふれてしまうんですよね。
そのような現状をふまえ、金山エリアのレジリエンス(危機への抵抗力・・適応力・復旧力)を上げていこうという意味合いで、金山での開催にしました。
自分色の防災「キミ色防災。ワタシ色防災。」がテーマ
ー2022年3月11日に、フリーマガジン『ナゴヤ防災サミット Plus1』が発行されています。発行の経緯は何だったのでしょうか?
そこから世の中では、オンラインイベントなどが開催されるようになってきましたが、防災をもっとカジュアルに、伝わる形で行えたら…と考え、「紙面開催」という形にしてみようということになりました。
この「ナゴヤ防災サミット Plus1」を拝読しましたが、今までの防災啓発パンフレットなどとは全く違い、まさに紙面上でイベントに参加しているかのように楽しんで読むことができました。
ー『ナゴヤ防災サミット Plus1』は、『アイドルマスター SideM』の元公務員アイドルユニット「FRAME」とコラボされています。かなり画期的ですごいことですよね。
ファシルさんの防災用品は、コンセプトや使い勝手、デザインなどが本当にすごい!防災用品とはこういうものだという常識を覆す用品が数多くあり、私どもが考える「防災」とリンクする部分が少なくありません。
進藤さんが500mlのペットボトルを入れても寝れたとおっしゃっていましたが、いざという時に枕にもなるというのは大きいですね。
ーフリーマガジン『ナゴヤ防災サミット Plus1』の内容について、教えてください。
「みんなには知っていてほしいんだ 災害時には 弱い者を狙う卑劣なやつらがいる!」などのコピーは、早い段階でほぼ決まっていましたね。
あと、内容の一部なのですが、被災地での性犯罪についてはどうしても入れたかったんです。
FRAMEの握野英雄さんは元警察官という立場ですが、読もうと思ってもらえるように、誰の口から伝えるかというのはすごく大きいですよね。
このページの内容は、ストレートに書きづらい分野。でも皆に伝えなくてはいけない分野ですから、企画時点で絶対に入れたい内容でしたが、握野さんが伝えてくれたことでとても良いバランスになったと思います。
非常時、そういった悲しい被害が実際起こっていることを知っておくだけでも違いますよね。スッと内容が入ってきたので、やはり伝え方や誰が伝えるかというのは、大事ですね。
自分のライフスタイルや特性にあわせ、
自分スタイルに、好きなものを「+1」チョイスしてほしい
ー『ナゴヤ防災サミット Plus1』で意識されていること、伝えたいことはなんでしょうか?
人によって、ライフスタイルも違う、趣味趣向も身体特性も違うし、内面的なものであったり、宗教観であったりも全て違いますからね。
人が言うこと、お手本となる教科書というのは確かにあるんだけれども、 人はそれぞれ違うんだから、自分のスタイルのやり方というのをもっと発見しようよというのが、「キミ色防災。ワタシ色防災。」 です。
皆さん日頃から、ぬいぐるみやアクリルキーホルダーと一緒に出かけて写真を撮ったり、ライブに行ったりしています。グッズには色々な思い出が詰まっているだけでなく、これまでの「平穏」が詰まっています。
例えば、被災した時にもぬいぐるみたちを連れ出せる体制を作っていれば、そこに好きなアイドルがいて守ってくれたり心の拠り所になったり。そこに詰まった平穏は、 生きる糧になるんです。グッズは被災時の心理的安全、安定性を生むための大事なツールですよね。
まさにですね!人によって、大切に想うものや価値観は違いますが、災害時などの大変な日々の中でも、自分の心を安心・安定させるための備えをしていくことは、レジリエンスの考え方ですね。
フリーマガジン第2弾『ナゴヤ防災サミット PRECIOUS “LIFE”』の発行が決定!!
ーこれからの展望や夢・目標を教えてください!
第1号の『ナゴヤ防災サミット Plus1』は、紙面版10,000部を発行、WEB版は発行から1か月で約22,000件のダウンロードを達成しました。NHKの報道番組でも約5分にわたり特集が放映されたり、建築業の専門紙にも取り上げられたりするなど、大きな反響を頂いたことで、第2号を制作することになりました。
どんな時でも、食は大事ですし、災害時にもアレンジしたりしてちょっとでも美味しいものを食べることができたりしたら、きっと幸せを感じると思います。
どんな内容なのか、楽しみです♪
まずは11月のリアルイベントに、たくさんの方が遊びにきてほしいですね!
ー11月2日、3日のイベントが待ち遠しいですし、たくさんの方に足を運んでいただきたいです!進藤さん、ありがとうございました!
【ナゴヤ防災サミット™実行委員会さん ウェブサイト】
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