老舗味噌メーカーが新たなチャレンジ! 『から揚げにつけタレ!かけタレ!』誕生秘話インタビュー(後編)

1830年創業、191年目を数える味噌メーカーの老舗・ナカモ株式会社さんが、この秋に新発売する『から揚げにつけたれ!かけたれ!』。その誕生秘話について株式会社ナカモの杉本達哉社長、営業・企画・マーケティング担当の市川りのさん、製品開発を担当した塚本知子さんにお話をお伺いいたしました。

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後編では新商品のパッケージングにまつわる秘話やご家庭での楽しみ方、そして新商品に込めた思いについてさらに詳しいお話をお届けします。

―― 今回の『から揚げにつけタレ!かけタレ!』は、従来の『つけてみそかけてみそ』に比べて半分(200gサイズ)に小型化されていますが、その狙いはどの部分にあるのでしょうか?

杉本 『つけてみそかけてみそ』がちょっと容量が多いのではないかという課題意識がありました。今のタレ類の棚を見ても180ccから200ccぐらいのサイズのモノが主流で、新商品はそこのラインに合わせていこうと。もう一つ、ユニット単価を200円ぐらいに合わせていこうという部分もありました。この部分は塚本が相当苦労したところですね。

―― 原価の調整、ものすごく大変ですよね。

塚本 原価を落としすぎると味にも影響してきてしまうんですよね。一番こだわりたいところは味だったので、味にこだわりつつ原価を抑える方法を見つけていくのが大変でした。特に粘度の調整がものすごく大変で、特に油淋鶏味の方はネギや唐辛子などが入っているので粘度のバランスが悪いとそれらが浮いてきてしまったり、沈んでしまったりということがあるんです。そうすると、最初と最後で味が変わってしまうので「一本使い切るまで味を均一に保つ」という点にすごく苦労しました。

杉本 最初の頃の試作品は、家族に試食させた時も最初は「辛いね!」って言っていたのにだんだん「辛くないね」って言われたりしていました。そこで、味を均一に保てるようしてほしいと塚本に伝えたら、すぐに調整してきたんですよ。また、最初に提示された原価案がすごく高かったので「このラインで」ってガッツリ切ったんですが、数日後にはちゃんと納まる案でを持ってきたんです。「意外と原価下がるんだな」って驚きました。ただ、そういうところの苦労というのは自分には一切見せないんですよね。

塚本 影では苦労しているんですー!(笑)

インタビュー中も和気藹々とした雰囲気で、社内の風通しの良さをしっかりと感じました。

―― 社長がそれだけ信頼しているという証拠ですね! (パッケージを改めて見て)そういえば、今回の新商品は豆味噌を使っていないんですね?

杉本 はい。『甘みそ風味』の方は『ナカモ西京白みそ』がベース、『油淋鶏風味』の方はしょうゆベースのタレで味噌が入っていません。

パッケージの裏面をみると『ピリ辛油淋鶏風味』には『しょうゆ加工品』の文字を発見!

―― 驚きました! これ、すごいですね!

杉本 以前には味噌を使わない『瀬戸焼きそばのタレ』も発売していますし、業務用なら塩だれやしょうゆだれを作っていたこともありますので、自分自身としては『日本の発酵調味料を使っていればOK』というぐらいの感覚ではあるんですよね。ただ、スーパーさんからは驚かれたのも事実です。「え、これ味噌入ってないね?」って。

市川 「ナカモさんらしくないね」と。

―― やっぱりナカモ=『ナカモみそ』さんのイメージがありますよね。

杉本 自分たちが思っている以上に味噌のイメージが強いんだなと改めて再認識しました。

―― 今日一番の驚きでした。さて、から揚げをメインとしている『つけタレ!かけタレ!』ですが、他にもいろいろな使い道があるとお聞きしました。特にオススメなものがありましたらぜひ教えて下さい。

市川 『エビチリ』がオススメです! 油淋鶏風味の『つけタレ!かけタレ!』とケチャップを合わせて使うことで、簡単にエビチリを作れるんです。というのも、レトルトのエビチリの素を見ていると、ほとんどの材料が『つけタレ!かけタレ!』と一緒だったんですよね。足りないのがケチャップの成分ぐらいで、それなら合わせて作れば行けるかなって。

教えて頂いたレシピを元に『エビチリ』を自宅で試作。なんちゃってではない本格派の味でした!

―― なるほど! こちら、レシピも一緒にご紹介させて頂いても大丈夫ですか?

市川 はい、大丈夫です(エビチリのレシピは最後にご紹介します)。他にも炊き込みご飯のように一緒に炊き込むとおこわみたいになってこれも面白い使い方だと思います。

―― 炊き込みご飯も気になりますね。ぜひやってみたいと思います!それでは最後に、皆様から一言ずつ『つけタレ!かけタレ!』に込めた想い、そして商品社の皆様へのメッセージをお願いいたします。

市川 『つけタレ!かけタレ!』が『つけてみそかけてみそ』から派生した姉妹品なので「名古屋と言えば『つけタレ!かけタレ!』 」と思ってもらえるように、『つけタレ!かけタレ!』が名古屋名物と思ってもらえるようになれば良いなと思っています。

特に名古屋の人には馴染みのある『つけてみそかけてみそ』の派生であることの安心感から気にしてもらって、一度手にとってもらえたらと思っています。。今後もSNS等でレシピ案を紹介しながらいろんな使い方をしてもらって、食卓に並ぶようにしていきたいです。

塚本 味の方は本当に美味しく作っています。から揚げだけではなく他にもいろいろと使い道がありますし、冷蔵庫にあれば何にでもつけたりかけたりして美味しくなるので、「冷蔵庫からなんとなく持ってきて」みたいな使い方をしてもらえればと思います。

杉本 もう何もしゃべることはないのですが(笑) 今回の『から揚げにつけタレ!かけタレ!』に関しては企画というかディレクションだけやりました。これまでの進め方とは違って、いろんな人たちの意見がそのまま反映された『オールナカモ』で出来上がった商品だと思っています。あとはこれをいかに育てて行くかですね。この商品をどうやって皆さんに手に取って使ってもらうか、その機会を何とか作り出していきたいと考えていきます。それが自分の責任だと思っています。

当社の中では、これをきっかけとして今までのナカモから少し枠が広がるように出来たらいいなと思っております。ぜひ皆さんに手に取ってもらえるように頑張ります。

―― 発売を楽しみにしております!

インタビューの最後にいざるくんたちと一緒に記念写真。素敵な笑顔で仕事に取り組んでいる様子がすごく印象的でした。

頂いたサンプルで早速いろいろと料理をさせていただきましたが、甘みそ風味、油淋鶏風味のどちらも大変素晴らしく、また創作意欲がどんどん沸いてくるタレに仕上がっていました。エビチリは本当に本格的な味に仕上がり、驚きの一言です!

レンチンした小松菜に「甘みそ風味」と「すりごま」を和えたごまみそ和え風のおひたし。我が家の定番の一つになりそうな美味しさになりました。

またインタビューを通じて、杉本社長、市川様、塚本様の全員が『つけタレ!かけタレ!』についてのお話を本当に楽しそうにお話されていたのが印象的でした。開発には様々なご苦労が合ったと思いますが、お話をお伺いした皆さんが本当に愛情を込めて開発をされてきたんだなと伝わってきました。

オールナカモの想いが込められた『つけタレ!かけタレ!』、これからの食卓の必需品になりそうな予感です。

【特別公開】『つけタレ!かけタレ!』で超簡単! エビチリのレシピ

●材料(2人分)
 えび・・・200g
 酒・・・大さじ1
 塩・こしょう・・・少々
 白ネギ・・・1/2本
 ごま油・・・適量
 ※
つけタレ!かけタレ!油淋鶏風味・・・大さじ2
 ※ケチャップ・・・大さじ2
 片栗粉・・・小さじ2
 水・・・100㏄

●作り方
①えびに酒・塩・こしょうで下味を付ける。
②白ネギはみじん切りにしておく。
③フライパンにごま油をひき、えびを炒めてピンク色に変わってきたら、白ネギと※の調味料を入れる。
④最後に水溶き片栗粉を入れ、とろみを付けたら完成。

Swind/神凪唐州

作家 兼 名古屋めし専門料理研究家。
名古屋と名古屋めしをテーマに小説、漫画原作、料理本、コラムなどを執筆。

名古屋めしレシピ動画&生配信→http://youtube.com/c/swind758/

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