日本貿易振興機構 梶田朗氏が日本外食産業の海外進出状況を解説 「なごやめしサミット」開催!⑤

なごやめしサミット第2部シンポジウム編です。なごやめしコラボ事例の後は、「外食産業の国際展開~日本の食事を海外へ~」と題して、日本貿易振興機構(JETRO )名古屋貿易情報センター所長の梶田朗氏が講演を行いました。

なごやめしを含む日本外食産業の海外進出の変遷を知ることができ、学びの多い講演でした。

日本外食産業のアジア展開は、専門店・本格化志向へ

中国やアメリカ・イギリスでのアンケートによると、日本食の人気№1はお寿司。続いてラーメン、カレー、刺身が続きます。食材としては水産物や味噌、お茶といった基本的な日本食が人気です。

ただ、海外の日本食レストランは、やや新陳代謝が激しい傾向にあるとのこと。

ここ数年のトレンドを見ていくと、5年ほど前にタイで日本食ブームが起こり、日本食店が急増したため、外食産業は更なる活路を求めてインドネシアやベトナムへ渡りました。

が、両国とも宗教的要因や出店許可が出にくいなどの理由で、現在大手企業はハワイなどの先進国へ、中小企業はタイへの出店に回帰しています。

最近のタイは核家族化の傾向があり、メニューの多い店より鰻やそばなどの専門店が流行りつつあります。今後は専門店の本格的な味が評価され、専門性のないお店は淘汰されていくと予想されています。

日本の味をそのまま生かすレストランが増加

海外への出店で考慮されるのが味の調整です。現地の味に合わせるか、日本の味をそのまま出すかが問われます。昨今は日本への観光客の増加で、海外の方々が日本の味を知る機会も増えています。

そのため、まず日本の従来の味を出し、現地の人々の様子を見ながら調整していくのが最近の傾向となっているそうです。

お寿司は現在世界中で作られ、「スシ」は日本語ながら世界の共通語になりました。お寿司は日本の特別なものではなく、誰でも作ることができるという認識が広がっており、日本から海外へ出る職人さんのビザが出にくいケースも出ているそうです。

また、日本と圧倒的に違うのがお酒の概念。お酒を飲みながら食事をする習慣は、海外では一部除いてほとんどないそうです。

お酒はマージンが高く利益が出やすいため、食事と一緒に扱うお店が多いのですが、アジアではそれが通用しない場合も。海外出店の際には、規制や宗教の問題を事前に調べることが重要と梶田氏は語ります。

マレーシアでの日本食レストランの変遷

ここでマレーシアでの生活経験を持つ梶田氏が、マレーシアの日本食レストランの出店状況を紹介。マレーシアで日本食ブームが起こったのは10年以上前ですが、いずれも現地資本で日本の資本ではなかったそうです。

日本外食産業の店舗が参戦したのは2010年以降。2015年には牛丼店をはじめとする専門店が次々出店しました。なごやめしの「世界の山ちゃん」もクアラルンプールに店舗があります。どの企業もバラエティに富んだ店舗展開を行っており、マレーシアの中にはすでに1000店くらいの日本食の店舗があるそうです。

日本外食産業のマレーシア進出の流れをたどると、総合レストラン⇒回転寿司⇒ラーメン⇒専門店、最近ではスイーツも流行しつつあるということです。

この後、サガミチェーンのイタリア進出についてのVTRを紹介。ミラノ万博で大好評を博した日本館の中でも、サガミチェーンのそばは健康食としてイタリアの人々に受け入れられました。サガミチェーンの担当者は今後ローマに店舗をオープンさせ、4年くらいの間に40-50店舗を展開したいと意気込みます。

豆味噌ベースのなごやめしも、負けず劣らず超ヘルシーですよね。今後どんどん世界に向けて進出していってほしいと思います!!

 

『「なごやめしサミット」開催!⑥』に続きます!
■なごやめし普及促進協議会を知りたい方はこちら
なごやめし公式サイト
http://nagoya-meshi.jp/

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名古屋在住のライターです。地元タウン誌からマスコミ広報誌、旅行誌、教育関係誌まで、幅広く携わってきました。「ナゴヤビト」では地元ナゴヤ(東海圏)出身、またはナゴヤでユニークな活動を行っている人々をメインに、グルメ、グッズ、スポットなどを紹介。ナゴヤの隠れた魅力を深堀します。

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