今年で23回目を迎える名古屋発の映画祭『あいち国際女性映画祭 2018 』が、9月5日(水)から9日(日)まで開催されます。それに先立ち、ウィルあいちにて監督合同記者会見が行われました。
ゲストとして登場したのは、『リメンバー・ミー』(上映5日10時/6日18時半)のポン・シャオレン監督と、『Magic Town』(5日13時)の池田千尋監督。
開会宣言の後、主催である公益財団法人あいち男女共同参画財団理事長の説田一成氏が、「監督やゲストとの交流を通して、映画祭ならではの雰囲気を味わっていただければ」と挨拶。
続いて本映画祭運営委員会ディレクターの木全純司氏が、今年の映画祭のポイントを解説。ドキュメンタリー作品の多さや、名古屋及び近郊を舞台にした映画が3本あることにふれます。
さらに運営委員会顧問であり、日本映画の黄金期を語ることができる数少ない人物・野上照代氏と大御所有名俳優のトークショーが開催されるのも大きな特徴であり、映画ファンにとっては貴重な機会です。
また、LGBTの状況を描いた『ポッピー ハリウッドに行く Redux』(トークゲスト:はるな愛さん)の上映に絡め、今後映画祭ではLGBTをテーマにした作品もどんどん取り上げていくと発表しました。
次に、難民問題をテーマにした『マイ・カントリー マイ・ホーム』(8日13時)と合わせて開催されるシンポジウム「日本に暮らす難民を知ろう!支えよう!」について、本映画祭イベントディレクターの佐藤久美氏が概要を紹介。シンポジウム終了後はネパールの食材を紹介する交流会も予定されているそうです。
ゲスト挨拶では、ポン・シャオレン監督が「映画祭に参加させていただき光栄です。中国映画界は、まだまだ男性の世界。今回のように女性の監督や関係者が集まるのはとても価値あることです。」と終始笑顔で挨拶。喉の調子が悪い中、質疑応答にも一生懸命答えてくださいました。
池田千尋監督は映画やテレビの仕事の傍ら、2012年より出身地の静岡県袋井市にて子どもたちを対象とした映画製作のワークショップを行ってきました。今回の『Magic Town』は、そのドキュメンタリー。袋井市の要請で製作されました。
ワークショップを重ねるにつれ、子どもたちの成長や力強さを感じずにはいられないという監督。作品をとりまく状況と今後の活動について、力強く語ってくださいました。
最後に、映画祭の成功を祈って両監督が硬い握手を交わし、会見は終了。
映画祭スケジュールは以下の通りです。日本初公開3作品、愛知初公開13作品を含む、合計32作品が上映されます。
渾身の作品の数々、あなたの心に刺さる1本がきっとあるはず!ぜひ足を運んでみてくださいね。
<入場料>
作品別チケット 当日1200円
トークイベントチケット 当日1500円
※あいち国際女性映画祭事務局(ウィルあいち内)にて発売中。
あいち国際女性映画祭2018
2018年9月5日(水)~9日(日)
ウィルあいち、ミッドランドスクエアシネマほか
http://www.aiwff.com/2018/
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