2023年1月21日(土)・22日(日)大須シネマにて試写会が開催される映画『かもすひと』。酒を醸し、稲をはぐくむ。若き女性蔵人の軌跡を追った、足掛け3年間のドキュメンタリーです。このドキュメンタリー映画を創り上げたシネマフロント代表・児玉篤史さんにお話をお伺いしました!
ーー映画『かもすひと』はどのような内容でしょうか?
愛知県の酒蔵・水谷酒造で働く若き女性蔵人の後藤実和さんの酒造りと米作りに、足掛け3年の取材を行ったドキュメンタリー映画です。長期間の密着取材により、一人の若者が成長する姿をじっくりと、丹念に追っています。
女性の蔵人さんというのも珍しいですし、そんな方が愛知にいらっしゃったとは。一人の若者が成長する姿に3年間も密着したドキュメンタリー映画、かなり気になります。
ーーこのドキュメンタリー映画を作成しようと思ったきっかけ、この映画の主人公の後藤美和さんに密着しようと思ったきったけを教えてください。
後藤実和さんは名城大学農学部で応用微生物学を学ぶかたわら、日本酒研究会に所属してきき酒の大会でも活躍していました。また、色々な日本酒に触れるために大須の日本酒バーにも出入りしていて、私とはその店で出会っています。
後藤さんと児玉さんのそこでの出会いから始まったのですね。
酒蔵に就職することになったと聞いた私がドキュメンタリー映画の取材を申し入れたところご本人と酒蔵にも快諾を頂き、卒業前にインターンとして働き始めた時期から撮影を開始しました。
農学部卒業時の後藤さん田畑で作業中の後藤さん。とても素敵な笑顔ですーー映画制作での裏話を、教えてください。
今までの作品はフィクションばかりで、ドキュメンタリーは初めての制作でしたが、センスの良いスタッフのおかげで映像的に満足のいく仕上がりになっています。
また、制作費も初めてクラウドファンディングで調達しました。高い注目を集めて目標額の2倍近い金額の調達に成功しています。
クラウドファンディングで目標額の2倍も!たくさんの方の応援と支援があり、出来あがったドキュメンタリー映画なのですね。
余談ですが、主役の後藤さんが乗っているわけではない田畑での農業機械の発進や作業シーンは「かっこいいから全部撮っておいて」という私の注文にスタッフがよく応えてくれているので必見です。
酒蔵内に祀られている神棚田園の様子ーーこれから映画を見る方へ伝えたいことは何でしょうか?
酒造りと米作りのドキュメンタリー作品ではありますが、あくまでも主役は人だと思っています。一人の若い女性が学生から社会人となり、蔵人として成長していく姿にご注目ください。
愛知で頑張っている方の素敵なドキュメンタリー映画、たくさんの方にみていただきたいです。ご紹介、ありがとうございました!
ー試写会情報はこちらー
会場:大須シネマ(〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目27−12)
日時:1月21日(土)18:00開場/1月22日(日)17:30開場
会費:1人2000円
予約方法:児玉さんのTwitterまたはInstagramのDMまで(1月21または1月22日のうち観覧希望の日付、申し込み人数)
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