昭和の面影を残す駄菓子・玩具問屋街を散策しながら
メイドインナゴヤの駄菓子を探してみた!
子どもの頃、おこずかいを握りしめて走った近所の駄菓子屋さん。ウエハース、ガム、ラムネ、アメ、チョコレート…。
甘いお菓子は、日々田畑や堤防を駆け回って遊んでいた私たちにとっての清涼剤だったわ。
ほとんどの駄菓子屋さんには小さな玩具やお菓子が当たるくじ引きがあって、当たり外れに一喜一憂したのも懐かしい思い出だがね。
そんなノスタルジックな思い出を噛みしめつつ、やってきたのは、名古屋市西区の新道・明道町。
江戸の昔、下級武士が駄菓子作りの内職をやっていたとな。
新道エリアで見つけたこの立札によると、この地での駄菓子の歴史は名古屋城築城までさかのぼるとか。
江戸時代には下級武士たちの内職で駄菓子作りが行われたとも言われており、そこから駄菓子作りの小さな商店や工場が集まるエリアに発展。
戦後は駄菓子の買い付けにくる人たちでそれはそれは賑わったそうな。
その後時代の流れとともに規模は縮小したけれど、今なお営業を続けている駄菓子・玩具問屋が幾つかあるんだわ。
今回はそんな問屋の中で、メイドインナゴヤの駄菓子を探してみた!
ハンパない昭和感!!中央菓子卸市場
まずは以前から気になっとった「中央菓子卸市場」へ。建物の隣には氏神様らしき隅田神社があったもんで、まずはご挨拶。
神社の路地を抜けると、ちょうどこの市場の東側の入口に出る。中に入ってそのノスタルジックを通り越したたたずまいにしばし絶句!うーん、戦後って感じ?これはある意味貴重な光景だわ。
天井から光が差し込む様は、ステンドグラス的…。
この建物の中で営業しているのは二軒のみ。どちらも駄菓子をメインとしたお菓子類を大きな袋や箱で販売しとった。
西側の入口に店を構えるカネシゲ商店さんで、50年以上の歴史を持つメイドインナゴヤ・クッピーラムネの大袋(4g袋100個入り/800円)を購入~!カクダイ製菓もここからさほど遠くない場所に本社があるんだて。
箱単位、大袋単位。駄菓子の聖地で存分に大人買い!!
その後、江川線を東へ渡り「たつや」さんへ。道路を挟んだ北側にも「桜井商店」ちゅう袋詰菓子専門店があり、二件のお店が店先までお菓子を広げている様子は圧巻だわ。
たつやさんに入っていくと…あるある、大袋、箱単位でたくさんの駄菓子が積みあがっとる~!子どもの頃に来たら目がハートになっとったに違いにゃあて。
もうすぐクリスマスだで、サンタブーツのお菓子もぎょうさんあったて。サービス品220円て…!めちゃ安にゃあ?
そん中で見つけたメイドインナゴヤ~!
稲吉製菓の鈴カステラ~!串に刺したるタイプもあったけど、今回は袋入×10個(200円)購入~。リスの絵も懐かしい感じ!
これこれ!マルカワフーセンガムの詰め合わせ!50個入って400円なり~^^グレープフルーツはちょっと珍しかったかな。
タクマ食品のえびカマ!噛むほどに味が染み出してくる~!こちらも50枚入1箱400円~。憧れの箱買い!!
めっちゃ懐かしい~とんがり帽子ウエハース(井桁屋製菓)!商品名はソフトクリームになっとるけど、やっぱとんがり帽子がしっくりくるわ~。これも30袋入って500円!
マルタ食品の色とりどりの金平糖!その美しさに思わず見惚れたわ。50袋入で400円~!
たつやさんはじめこの辺りの菓子問屋は袋菓子の詰合せ商品も多いもんで、子供会や町内会イベントにもよく利用されとるんだわ。この日も子供会のお母さん方が下見に来とったて。
袋いっぱいの大量のお菓子を抱えて、超至福なひとときを体験したわ~!今回の新道・明道町散策は戦利品にホクホクしながら終了~。また散策第二弾やりてゃ~て~!
これは気になるわ~ゆうおみゃあさん、ぜひ一度、新道・明道町で昭和駄菓子トリップを楽しんでみてちょう!
■たつや
電話:052-571-4660
営業:7:00~17:00
休日:日・祝日
名古屋市西区新道2-5-1
■カネシゲ商店(中央菓子卸市場内)
電話:052-571-5705
休日:日・祝日
名古屋市西区幅下2-20-18
商品金額:2,700円
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